
いつもお世話になっております。
イノセル内野です。
上場企業3975社の中で、唯一34期連続で増収増益を
実現している会社がどこかわかりますか?
『PPIH(パン・パシフィック・
インターナショナル・ホールディングス)』です。
知らないですかね?
でも言い換えたら、みんな知っていると思います。
こちらの会社は、
『旧ドンキホーテ』
です!
1989年の上場時、売上は75億円だったのが、2024年には2兆951億円。
なんという成長率!
まさにお化け企業。
その創業者である『安田隆夫』さんが、
『「運 ドン・キホーテ創業者『最強の遺言』」』
という本を出しました。
これ、とても面白かったです!!
ここ1年で読んだ本の中で、確実にベスト3に入ります。
『何が面白かったのか?』
自分より頭が良くて、ハードワーカーで、
経営センスも高い社長はたくさんいる。
そんな中、自分より優秀な経営者がごまんといるのに、
どうして2兆円企業を作れたのか?
その答えは……
『「運」をコントロールする技術』
を使ったからだと。
安田社長は慶應を卒業後、ブラック企業に就職するも即倒産。
その後、29歳まで素人雀士。
今のようなMリーグなんてない時代ですから、
放浪する雀士、いわばプータローみたいなもんです。
周りから見れば落ちぶれた人生。
そこから一代で2兆円企業を作る物語って、
面白そうじゃないですか?
そこで、安田社長が磨いたのが、
『運の感受性』。
さらに、それを『ロジカルに使いこなす技術』が、
とてもわかりやすく書いてあります。
これらを理解すれば、信じられない結果を出せるなと
元気と勇気をもらえます。
さらに、実行力も高まります!
今日はネタバレを少しだけ含めますが、個人的にはぜひ購入して手元に置き、
実践レベルに落とし込むべき本だと思います。
実践すれば、余計な悩みが減り、行動量がどーんと増え、
結果のレベルが劇的に変わるはずです。
では、いきまーす。
□前提となる視点
安田社長が掲げる『運』の哲学は、
単なる偶然に依存するものではありません。
運は『意志と行動、そして自己の態度次第で
コントロール可能』なものとして捉えています。
ここで扱わない運は以下の2つ:
1.『短期的な運』
→ ジャンケンのような1発勝負で必勝する方法はありません。
2.『コントロールできない幸運や不運』
→ 宝くじに当たる、天災で遭難するなどの事象。
これを回避する方法もありません。
安田社長の主張は、
長期的に見れば幸運と不運は半々に訪れるというものです。
この『長期的な運をコントロール』することが、
この本のテーマなのです。
□大数の法則
『運を信じる力』は、困難な状況でも希望を失わず、
適切な選択を可能にする鍵です。
大数の法則とは、統計学の基本原理であり、
『試行回数が増えるほど観測結果の平均が理論値(期待値)に近づく』
というものです。
コイン投げを例にすると、
10回では表と裏が偏ることもありますが、
1000回繰り返せばほぼ半々になります。
安田社長は、この法則を人生の挑戦に適用し、
『自分は370年生きたようなもの』
と表現しています。
それほど人より多くの挑戦をしたという例えです。
□守備を7割固めて攻める
また、不運な時期には無理に動かず、耐える
『守りの姿勢』が重要だと述べています。
特に興味深いのが、新しい挑戦をするとき、
安田社長は必ず『前始末』をする点です。
これは、致命傷を避けるため、
守備を7割固めてから勝負に出るというもの。
守備を固めることで安心して挑戦でき、
結果的に大きな成果を得られるのです。
□見切りの重要性
もう一つ興味深いのが『見切り』です。
勝負どころではないと判断した時は、
無理に動かず、じっと待つ。
麻雀で流れが悪い時に無理をすると負けが膨らむのと同じです。
こうした『悪い流れの時に我慢や見切りができるか?』
これが成功の重要なポイントです。
□運を下げる2種類の人間
『運を良くするためには誰と付き合うか?』
これも非常に大事なテーマです。
運を下げる人には以下の2種類がいると述べています:
1.『他罰的な人』
人の文句や批判ばかりするタイプ。
他責思考が強く、人を攻撃する。
こうした人は周囲の運を大きく下げます。
2.『自分を過大に見せる人』
『やります!』と言ってやらない人や謙虚さのない人。
こうした人と関わると、エネルギーを奪われてしまいます。
□運を上げるための人間観察テスト
一方で、運を良くするには
『時間のテスト』を活用することが重要だと述べています。
短期的に人を見極めるのは難しいため、
時間をかけて相手の行動や価値観を観察する必要があります。
具体的には、3~4カ月、場合によっては
1年程度かけて相手をじっくり観察し行動の一致度を見極める。
これが『時間のテスト』です。
□主語の転換
安田社長の哲学の核にあるのが、
『主語の転換』という考え方です。
自分本位ではなく、相手の立場に立つことで、
顧客や従業員との信頼を築き、運を引き寄せる力に繋がります。
□最後に
私が刺さったポイントをざっと書きましたが、
この本はぜひ手に取って読んでみてください。
特に、結果に一喜一憂して悩むことが多い方には、間違いなく響く内容です。
この本を通じて『運』の力を味方につけ、成長と成功を手にしていただきたいです!
『運 ドン・キホーテ創業者「最強の遺言」 (文春新書)』
https://amzn.to/4gW9jwl
イノセル内野です。
上場企業3975社の中で、唯一34期連続で増収増益を
実現している会社がどこかわかりますか?
『PPIH(パン・パシフィック・
インターナショナル・ホールディングス)』です。
知らないですかね?
でも言い換えたら、みんな知っていると思います。
こちらの会社は、
『旧ドンキホーテ』
です!
1989年の上場時、売上は75億円だったのが、2024年には2兆951億円。
なんという成長率!
まさにお化け企業。
その創業者である『安田隆夫』さんが、
『「運 ドン・キホーテ創業者『最強の遺言』」』
という本を出しました。
これ、とても面白かったです!!
ここ1年で読んだ本の中で、確実にベスト3に入ります。
『何が面白かったのか?』
自分より頭が良くて、ハードワーカーで、
経営センスも高い社長はたくさんいる。
そんな中、自分より優秀な経営者がごまんといるのに、
どうして2兆円企業を作れたのか?
その答えは……
『「運」をコントロールする技術』
を使ったからだと。
安田社長は慶應を卒業後、ブラック企業に就職するも即倒産。
その後、29歳まで素人雀士。
今のようなMリーグなんてない時代ですから、
放浪する雀士、いわばプータローみたいなもんです。
周りから見れば落ちぶれた人生。
そこから一代で2兆円企業を作る物語って、
面白そうじゃないですか?
そこで、安田社長が磨いたのが、
『運の感受性』。
さらに、それを『ロジカルに使いこなす技術』が、
とてもわかりやすく書いてあります。
これらを理解すれば、信じられない結果を出せるなと
元気と勇気をもらえます。
さらに、実行力も高まります!
今日はネタバレを少しだけ含めますが、個人的にはぜひ購入して手元に置き、
実践レベルに落とし込むべき本だと思います。
実践すれば、余計な悩みが減り、行動量がどーんと増え、
結果のレベルが劇的に変わるはずです。
では、いきまーす。
□前提となる視点
安田社長が掲げる『運』の哲学は、
単なる偶然に依存するものではありません。
運は『意志と行動、そして自己の態度次第で
コントロール可能』なものとして捉えています。
ここで扱わない運は以下の2つ:
1.『短期的な運』
→ ジャンケンのような1発勝負で必勝する方法はありません。
2.『コントロールできない幸運や不運』
→ 宝くじに当たる、天災で遭難するなどの事象。
これを回避する方法もありません。
安田社長の主張は、
長期的に見れば幸運と不運は半々に訪れるというものです。
この『長期的な運をコントロール』することが、
この本のテーマなのです。
□大数の法則
『運を信じる力』は、困難な状況でも希望を失わず、
適切な選択を可能にする鍵です。
大数の法則とは、統計学の基本原理であり、
『試行回数が増えるほど観測結果の平均が理論値(期待値)に近づく』
というものです。
コイン投げを例にすると、
10回では表と裏が偏ることもありますが、
1000回繰り返せばほぼ半々になります。
安田社長は、この法則を人生の挑戦に適用し、
『自分は370年生きたようなもの』
と表現しています。
それほど人より多くの挑戦をしたという例えです。
□守備を7割固めて攻める
また、不運な時期には無理に動かず、耐える
『守りの姿勢』が重要だと述べています。
特に興味深いのが、新しい挑戦をするとき、
安田社長は必ず『前始末』をする点です。
これは、致命傷を避けるため、
守備を7割固めてから勝負に出るというもの。
守備を固めることで安心して挑戦でき、
結果的に大きな成果を得られるのです。
□見切りの重要性
もう一つ興味深いのが『見切り』です。
勝負どころではないと判断した時は、
無理に動かず、じっと待つ。
麻雀で流れが悪い時に無理をすると負けが膨らむのと同じです。
こうした『悪い流れの時に我慢や見切りができるか?』
これが成功の重要なポイントです。
□運を下げる2種類の人間
『運を良くするためには誰と付き合うか?』
これも非常に大事なテーマです。
運を下げる人には以下の2種類がいると述べています:
1.『他罰的な人』
人の文句や批判ばかりするタイプ。
他責思考が強く、人を攻撃する。
こうした人は周囲の運を大きく下げます。
2.『自分を過大に見せる人』
『やります!』と言ってやらない人や謙虚さのない人。
こうした人と関わると、エネルギーを奪われてしまいます。
□運を上げるための人間観察テスト
一方で、運を良くするには
『時間のテスト』を活用することが重要だと述べています。
短期的に人を見極めるのは難しいため、
時間をかけて相手の行動や価値観を観察する必要があります。
具体的には、3~4カ月、場合によっては
1年程度かけて相手をじっくり観察し行動の一致度を見極める。
これが『時間のテスト』です。
□主語の転換
安田社長の哲学の核にあるのが、
『主語の転換』という考え方です。
自分本位ではなく、相手の立場に立つことで、
顧客や従業員との信頼を築き、運を引き寄せる力に繋がります。
□最後に
私が刺さったポイントをざっと書きましたが、
この本はぜひ手に取って読んでみてください。
特に、結果に一喜一憂して悩むことが多い方には、間違いなく響く内容です。
この本を通じて『運』の力を味方につけ、成長と成功を手にしていただきたいです!
『運 ドン・キホーテ創業者「最強の遺言」 (文春新書)』
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