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町田ゼルビアから学ぶ組織づくりの極意

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町田ゼルビアから学ぶ組織づくりの極意
いつもお世話になっております。
イノセル内野です。

マネジメントシリーズ第三弾。

今回はスポーツ編。


今年昇格したばかりJリーグで3位の成果を上げた
サッカー界で話題のFC町田ゼルビア。

黒田剛監督のもと、
短期間で劇的な成長を遂げたこのチームは、
組織づくりの教科書としても参考になると思ってます。

今回は、黒田監督の実践例を交えながら
成果を出すマネジメントのポイントを見ていきましょう。

まずどんなことをやっていたか?
見てみましょう。


□ビジョンを明確にし、全員を同じゴールに向かわせる

やはり、ここでもビジョンを明確にするプロセスがありました。

具体的には以下。

1.「町田市民が誇れるクラブ」
 : 地域住民に愛され、誇りとなる存在を目指す。

2.「地域の発展に貢献するクラブ」
 : 地域振興活動や共創型施策を通じて、町田の魅力を高める。

3.「次世代の育成と夢の創造」
 : 子どもたちの健全な育成を支援し、未来への希望を提供。

4.「町田を世界へ」
 :世界的な認知度向上とACL優勝を目標に掲げる。


こんなビジョンを掲げています。
イメージしやすいですね。

また、ビジョンが絵に描いた餅にならない
ように、黒田監督はビジョンと戦術をしっかり繋ぎます。


「勝つために、まず守備を徹底する」と戦術の軸を明確にし、
チーム全員が役割を理解できるよう落とし込んだんです。

ビジネスも同じですね。

強い組織には、明確なビジョンがあり、
その方向性と方針・ルールが浸透している。

ビジョンと目標、戦術が共有され、一貫性があるかどうかが、
成長スピードを決めると思います。

→チェックポイント
• ビジョンは明確か?
• 現場の行動に落とし込まれ、組織的な決め事になっているか?



□データと直感を組み合わせたマネジメント

黒田監督はデータを徹底的に活用しています。

選手の動きや運動量を細かく分析し、
一人ひとりの特性に合わせた役割を与えているんです。

ただし、データに頼りすぎず、
「調子がいい選手は起用する」といった現場感覚も大切にしています。

営業組織も同様に、数字分析と感覚のバランスが成果を左右します。

→チェックポイント
• データを活用しているか?
• 現場の声や直感を評価しているか?



□徹底したトレーニングと人材育成

黒田監督は「走り負けないチーム」を作るために、
運動量を高める練習を徹底してきました。

疲れているときこそ正確に動く習慣を植え付けた結果、
試合終盤でも走り続けられる選手が育ったんです。

ビジネスでも、新人教育やトレーニングへの投資が
チームの基礎力を底上げするのと似ています。


営業チームなら、アポ取りの練習や商談ロープレを繰り返し、
基礎スキルを徹底強化することが重要。

→チェックポイント
• トレーニング環境は整備されているか?
• 実践に即した教育プログラムはあるか?



□サポーター(顧客)との距離を縮める姿勢

町田ゼルビアはサポーターを大切にしています。

黒田監督は、ファンとの対話や
要望を吸い上げることを欠かさなかった。

営業活動でも同じだと思います。

顧客との接点を増やし、常に要望を把握することが
信頼を積み上げ、結果につながる。

黒田監督のように「顧客を知る」習慣は、
営業担当者にも取り入れたいポイント。

→チェックポイント
• 顧客の要望を知る施策はあるか?
• それが継続的なフォロー体制として組織で運営されているか?



□結果だけでなく、プロセスを評価する文化

黒田監督は、試合の勝ち負けだけでなく
「守備で体を張れたか」
「チームのために動けたか」など
プロセスを評価できる環境を整えています。

例えばデュエル勝率を可視化。
1対1での勝率を見えるようにして、
球際のこだわりを高める評価を導入。

こういったプロセスの見える化を攻撃陣、守備陣などにかなりたくさん取り入れ、
変化の単位が1試合単位でわかるようにしたと推察されます。

自分でもプロセスを改善できる環境が
選手のモチベーションを高めたのは要因として大きいでしょう。

営業組織でも、結果だけを評価するのではなく、
行動量や改善プロセスを評価する仕組みが重要です。

→チェックポイント
• 行動指標が評価に反映されているか?
• 結果に偏らず、プロセスも見ているか?



□黒田監督から学ぶ「勝つ組織」の作り方

黒田監督は「とにかく走る」「泥臭く守る」
という基本を徹底し、勝つための型を作りました。

これは、営業組織にも応用できる戦略です。

1. 目標と役割を明確にする
2. データと直感のバランスを取る
3. 育成とトレーニングに投資する
4. 顧客との信頼を築く
5. プロセスを評価し続ける

町田ゼルビアが短期間で結果を出せたのは、この5つを徹底したからだと私は思います。



追伸:
おとといが、武田信玄。
昨日が上杉鷹山。
今回が黒田剛監督。

彼らのマネジメントを研究した結果、
組織を強化するマネジメントステップを
シンプルに説明するとしたら、3原則があるなと感じました。


この3原則は100%抑えるべきでしょうね。


行きます!!


【成果を上げ続けるマネジメント3原則】
1.ビジョンを指し示す

2.戦略方針を決めて実行できる環境を作る

3.再現できる育成環境を作る


これです。

うちのマネージャー達もこのメルマガは熱心に読んでいます。

彼らの中でもこの3つを実践できている
チームは強いし、結果も上げ続ける。

彼らは全員がプレイングマネージャーです。
人に売らせることに100%いきなり振り切ると業績は崩壊します。

なので、成果を上げ続けるマネージャーは、
まず信頼できる自分の数字でシミュレーションを作ります。

部下の数字のシミュレーションを作ります。

そこで育成期間と合わせて、
部下の数字比率を高めるために施策を考えます。

その後に自身の数字比率を下げる計画、戦略を立てます。
育成に意図的に時間を割くんです。

※有能なマネージャーほどその時間を捻出するのが上手い。

こんなステップを踏むマネージャーは
業績も安定しているし、部下も育つ。

常勝するチームを率いるマネージャーは
感覚的にこの3原則を理解しているんです。
たぶん。

マネジメントは技術。


これは多くの熟練経営者はそう認識しているし、
常勝マネージャーほど技術と捉えて、学び続けています。

そしてマネジメントを習得すれば、あなたの時間が空く。
部下も成長する。
組織レベルも上がります。

マネジメント技術をつける1番のメリットだと私が思うのは、
50歳になっても引く手あまたなスキルで、
AIに代替されない最強のスキルだってこと。

尚且つ、人間性もあがる技術なので、
家庭円満になるし、子育てもうまくいく人が多いです。

2025年、マネジメントを共に学びませんか?



 
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