いつもお世話になっております。
イノセル内野です。
今日のテーマは、覚えればビジネスの理解力がぐんとあがる、利益の話をします。
まずクイズです。
決算書の一つに、損益計算書(いわゆるPL)があることはご存知ですよね?
会社の1年間の売上→利益を算出するもの。
1年の会社の活動の数字的よしあしを判断される成績表みたいなもの。
さあ、そこにはどんな会社の決算にも表示されている
5つの利益
があります。
これ上から順番にあなたの手元のスマホに書いてみてください。
制限時間は1分。
では、スタート!
はい、書けましたか?
5つの利益は言葉と意味を含めて、暗記しておくことを推奨します。
さっと答えられるように。
30回は毎日覚えるまで復唱しましょう。
「売上総利益」(粗利)
「営業利益」
「経常利益」
「税引前当期純利益」
「当期純利益」
上から順にこれが5つの利益です。
大事だからもう一度。
「売上総利益」(粗利)
「営業利益」
「経常利益」
「税引前当期純利益」
「当期純利益」
ここで大事なことは、
利益をもっと出そう
と言ったときに、どの利益を出すか?で
活動内容が変わるので、思考レベルが高まるんです。
じゃあこの中の利益で、営業、
いわゆるフロントで仕事をとってくる人が
もっとも重視すべき利益は何だと思いますか?
これは業種やサービスによっても変わりますが
多くの高収益、持続成長企業は、この利益を最重要視しています。
それが、
「売上総利益」(粗利)
です。
なぜでしょうか?
まず、「売上総利益」(粗利)とは、
"売上価格から原材料価格を引いたもの"
です。
これを付加価値といいます。
企業の目標は、
「最小の資本で最大の付加価値を出す」
ことです。
原価は最小だけど、最大の付加価値(粗利)を出して、
その対価以上の利益をお客様に、もたらすこと。
これが企業繁栄の原理原則です。
win-win
キーエンスも最重要視しているのは、
創業以来ずっと売上総利益(粗利)です。
ここが80%を切らないサービスしか扱いません。
この利益が大きいから、年収を日本一にできるし、
開発や研究費に投資ができて、
独自性を保てる商品力がもてるわけです。
しかし原価が倍になったら、どうなるでしょう?
利益も半分減ります。
年収も投資も半分に減るわけです。
で、同じ売上を維持しようと思えば、これまでの工数も倍になるわけです。
なので、粗利思考の営業は原価を下げるために工夫をします。
これがビジネス理解力を高める。
売上しか追えない営業と、
粗利を追える営業は、思考するレベルが全く、違うんです。
ある社長が言っていたのが、
「売上をあげるのは、脳が筋肉タイプ
でも動きまくれば数字を作れるが、粗利はそうはいかない。」
と言ってました。
粗利が高い会社でないと投資が細り、
お客様に独自の価値提供ができなくなるし、給与も下がり、
社員の採用や既存社員の離職も招き、顧客の期待を超えるサービス提供を
し続けることごとが難しくなります。
だから安易な値引きは、長期的、マクロ的に考えると
お客様へのサービス低下を生み出す最悪の行為だったりします。
一方で、営業利益にフォーカスすると何が起こるでしょう?
営業利益とは、粗利から販売管理費、
人件費、採用や研修、開発などの投資費用などを引いたあとの付加価値です。
営業利益にフォーカスすると、
人件費や研究開発費を削れば営業利益は出てしまうので、
社内コストカット意識にばかり目が向きます。
そうすると長い目でお客様に提供する
価値より社内コスト削減ばかりがテーマとなるつまらない会社になるわけです。
売上粗利にフォーカスして、営業活動をしてみてください。
ビジネス理解力がグーンと高まります。
そのために、
今日は5つの利益を覚えることを強くおススメします。
いつも長文ご覧いただき、誠にありがとうございます。
イノセル内野です。
今日のテーマは、覚えればビジネスの理解力がぐんとあがる、利益の話をします。
まずクイズです。
決算書の一つに、損益計算書(いわゆるPL)があることはご存知ですよね?
会社の1年間の売上→利益を算出するもの。
1年の会社の活動の数字的よしあしを判断される成績表みたいなもの。
さあ、そこにはどんな会社の決算にも表示されている
5つの利益
があります。
これ上から順番にあなたの手元のスマホに書いてみてください。
制限時間は1分。
では、スタート!
はい、書けましたか?
5つの利益は言葉と意味を含めて、暗記しておくことを推奨します。
さっと答えられるように。
30回は毎日覚えるまで復唱しましょう。
「売上総利益」(粗利)
「営業利益」
「経常利益」
「税引前当期純利益」
「当期純利益」
上から順にこれが5つの利益です。
大事だからもう一度。
「売上総利益」(粗利)
「営業利益」
「経常利益」
「税引前当期純利益」
「当期純利益」
ここで大事なことは、
利益をもっと出そう
と言ったときに、どの利益を出すか?で
活動内容が変わるので、思考レベルが高まるんです。
じゃあこの中の利益で、営業、
いわゆるフロントで仕事をとってくる人が
もっとも重視すべき利益は何だと思いますか?
これは業種やサービスによっても変わりますが
多くの高収益、持続成長企業は、この利益を最重要視しています。
それが、
「売上総利益」(粗利)
です。
なぜでしょうか?
まず、「売上総利益」(粗利)とは、
"売上価格から原材料価格を引いたもの"
です。
これを付加価値といいます。
企業の目標は、
「最小の資本で最大の付加価値を出す」
ことです。
原価は最小だけど、最大の付加価値(粗利)を出して、
その対価以上の利益をお客様に、もたらすこと。
これが企業繁栄の原理原則です。
win-win
キーエンスも最重要視しているのは、
創業以来ずっと売上総利益(粗利)です。
ここが80%を切らないサービスしか扱いません。
この利益が大きいから、年収を日本一にできるし、
開発や研究費に投資ができて、
独自性を保てる商品力がもてるわけです。
しかし原価が倍になったら、どうなるでしょう?
利益も半分減ります。
年収も投資も半分に減るわけです。
で、同じ売上を維持しようと思えば、これまでの工数も倍になるわけです。
なので、粗利思考の営業は原価を下げるために工夫をします。
これがビジネス理解力を高める。
売上しか追えない営業と、
粗利を追える営業は、思考するレベルが全く、違うんです。
ある社長が言っていたのが、
「売上をあげるのは、脳が筋肉タイプ
でも動きまくれば数字を作れるが、粗利はそうはいかない。」
と言ってました。
粗利が高い会社でないと投資が細り、
お客様に独自の価値提供ができなくなるし、給与も下がり、
社員の採用や既存社員の離職も招き、顧客の期待を超えるサービス提供を
し続けることごとが難しくなります。
だから安易な値引きは、長期的、マクロ的に考えると
お客様へのサービス低下を生み出す最悪の行為だったりします。
一方で、営業利益にフォーカスすると何が起こるでしょう?
営業利益とは、粗利から販売管理費、
人件費、採用や研修、開発などの投資費用などを引いたあとの付加価値です。
営業利益にフォーカスすると、
人件費や研究開発費を削れば営業利益は出てしまうので、
社内コストカット意識にばかり目が向きます。
そうすると長い目でお客様に提供する
価値より社内コスト削減ばかりがテーマとなるつまらない会社になるわけです。
売上粗利にフォーカスして、営業活動をしてみてください。
ビジネス理解力がグーンと高まります。
そのために、
今日は5つの利益を覚えることを強くおススメします。
いつも長文ご覧いただき、誠にありがとうございます。