イノセル株式会社 内野 久です。
「あなたは将来どうなりたいの?」
「なぜうちを志望したの?」
「どういう軸で仕事を探しているの?」
この質問は多くの転職における
面接で必ず聞かれる質問だ。
求職者はこの質問に対して、必死に
準備をする。
人材紹介会社もこの質問にすっと
答えられるように対策を行う。
これは人材紹介会社では日常茶飯事
のこと。
営業職におけるマッチングで
何をやりたいか?
は確かに転職先における活躍度
を図る一つの指標である。
ただ、残念ながら私は多くのサラリー
マンは明確な軸をもって仕事をしてる
人は少ない。
人生のビジョンがあり、
そのビジョンを実現するために
逆算して仕事を選ぶ。
このような人は将来真剣に起業を
考えている人くらい。
また雇う側も戦略変更や、
外部環境の変化により、
やりたい事業や事業方針
が変わることはままある。
だからビジョンを明確に持ち、
その逆算の中で仕事を選ぶ
人を採用した場合、
会社のビジョンと個人のビジョン
が違った場合、即退職を招く
リスクがある。
でも、冒頭の質問
「あなたは将来どうなりたいの?」
「なぜうちを志望したの?」
「どういう軸で仕事を探しているの?」
これを採用するかどうかの
大きな判断基準にしている会社
はかなり多い。
ただ、求職者のこの希望は
ほぼ作文であると認識したほう
がいい。
それよりは、過去の退職理由
を深掘って質問すべきだ。
深堀の基準はその人のいた環境を
「映像」
としてイメージできるまで。
どんな商品を
どのような方法で
どのくらいの目標を持ち
その目標達成のプレッシャーの程度
周りの仲間や上司の状況
いらだったこと
悲しかったこと
きつかったこと
こういった質問の中で
・ストレスのかかるポイントの把握と
・ストレスを消化できる器の大きさ
を図ることのほうが、求職者の
本質が見える。
転職をする人の80%は他責
だ。もしあなたも転職経験が
あるなら、最初は他責思考で
転職活動をスタートしたのでは
ないだろうか?
・給料が安いから
・自分の働きを正当に評価されなかった
・上司の方針と合わなかった
この辺りの理由はすべて他責だ。
じゃあ他責の転職理由の人が全員
ダメな人か?
そうではないと私は思う。
転職を招く自分を内省していない。
だけだと思う。
この作業さえすれば他責思考が
自責志向に変化する。
だから、将来何をしたいかの
思考を聴く質問は本人の能力の
判断にはならない。
それで多くの会社が売れる可能性
ある営業マンをどんどん落とし
てしまう。
もったいないと思う…。
結論、将来の思考はいくらでも
作文できるので、それよりも
過去の意思決定の傾向を
把握することが、正しい判断を
するコツだと私は思う。
追伸
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◆営業のコツ◆
「未来の思考より過去の行動に注目する」