いつもお世話になっております。
イノセル内野です。
今日はあまり扱わない芸能ネタに
ついて触れてみたいと思います。
いつも営業、ノウハウ、
知識提供ばかりだと息詰まるかなーと。
今日のネタは、、、
ズバリ、ジャニーズ問題です。
今日はこの問題について私の主観を
述べたいと思います。
9月の記者会見から、
ジャニーズへの風当たりが
凄まじいことになっていますね。
やることなすこと全てが裏目
ってイメージ。
実は私もミーハーで、この問題、
けっこう詳しくなりました。
BBCの放送もダイジェストで
見ましたし、
YouTube見まくって、
過去の記事とかも読み漁って
ジャニーズの闇の深さや、
芸能界の闇の深さを垣間見た気が
します。
さて、
今回の事件。
ポイントは世論が動き、
こんなに大騒ぎになった
と言うことです。
20年前、ジャニー喜多川の性加害は
裁判所から事実と認められたにも
関わらずその時に一切マスコミは動かず。
結果、ほとんどの国民がそれを知る
ことはなかった。
本来ならこの時にジャニーズの闇は
暴かれて、今のような騒ぎになっても
おかしくないわけですが、世論の変化
という意味では無風だった。
しかし、今回は、外圧により闇を
こじ開けられ、世論が大きく変わった。
イギリスのBBCから世界に情報が広がる。
世界最悪の児童的虐待を犯したモンスター。
そしてそれを報じない日本のマスコミ。
と言う切り口で、世界的な問題に
発展してしまっている状態。
結果的に、国連まで踏み込んくる事態に。
そんな、世界、海外の外圧に耐えきれず
ついに日本のメディアが
この問題を取り上げました。
今年の3月時点ではどのテレビ局も一切
報じなかったのに、
たった半年で手のひらを返して
ジャニーズバッシングに走るメディア。
広告主もこの風向きを見て、
一斉にジャニーズ擁護から、距離を置く
決断と方針を表明。
これは、ジャニーズには相当に
大きな損失ですね。
また、1年間、事務所は収益を受け取らず、
タレントに直接入金するとの方針も
出していましたね。
ジャニーズは終わり...。
いろんな人がそのように話しています。
信頼は地に落ち、記者会見も
事実が曖昧なままで、モヤモヤする
発表で、世論を応援者に変えることは
できなかった。
10月2日にジャニーズが、
再度会見をするようなので、
ここでどんな対応をするか?
に注目しています。
今回、この性加害問題の倫理については
一旦置いておいて、ジャニーズのビジネス
に着目してみました。
ビジネス観点から、今後ジャニーズは、
何をすれば復活できるのか?
を考えてみたんです。
鍵は、ファンクラブだと私は
思いました。
ジャニーズファンクラブ、何人いる
と思います?
ネット調べによると、なんと、
約1100万人。
この人達が1年で5000円支払っている
ので、これだけで年間売上、
550億円
です。
ここに加えて、
スポンサーからの広告収入。
イベント・コンサート料金。
音楽コンテンツ販売
映像コンテンツ販売。
肖像権。
などが乗っかるわけですから、とんでもない
ビジネスモデルだし、国民の1割が有料
ファンクラブってのは脅威的です。
で、ジャニーズ本社の社員数は公表210人。
タレントは業務委託契約でしょうから
固定的に発生する人件費はこの210名のみ。
平均年収1000万円だとしても、
年間固定費は21億円。
単純にそんなことはないと思いますが、
売上550億円-21億円=利益529億円。
これが、ジャニーズの財務構造。
1人あたり社員の生産性が、ファンクラブ
の収益だけで、
2億6190万円
もある。
日本最高年収のキーエンスの生産性が、
1人あたり、8700万円。
ファンクラブ収益だけで、
その約3倍の生産性を誇る会社、それが
ジャニーズです。
過去の現金蓄積も相当あるでしょうから、
財務的には、ファンが年間5000円さえ
払ってくれれば、当分潰れることは
ない財務体質であるのは想像できます。
だからジャニーズが生き残るためには、
ファンにさえ、
「絶対、応援する!」
って気持ちになってもらえたら、
事業的な復活は堅いでしょう。
広告主にジャニーズへの感情的な
思いはない。ファン感情が整理され、
応援者になれば、広告主も戻るでしょう。
ファンを今回の事件を解決する仲間だ
と捉え、誠意ある対応をすれば、
事態は大きく改善するはずです。
このジャニーズ問題から営業が
考えるべきことは何でしょうか?
それは、、、
利益だけでつながる人間は
利益がなくなると即離れるってこと。
広告主やメディアはジャニーズが
絶対的な王者だったから味方だったわけ
です。
しかし、評判が落ちて、世界的な問題と
して海外をも賑わし始めたら、広告塔に
ジャニーズを使うのはマイナス利益しか
ありません。
だから広告主はどんどん横並びで
撤退していく。
しかし、ファンは違います。
利益で繋がっているわけじゃない。
推しのタレントの応援のために貢ぎまくって
いる人もいるでしょう。
人生の生き甲斐にしているファンも
いるでしょう。
ジャニーズのファンは時間とお金を
夢や愛に費やしているんだと思います。
自分の理想とする美少年たちに仮想恋愛し、
憧れを持ちながら、非日常体験を味わえる
その欲求を満たし続けたい。
感情でつながる関係はとても強いんです。
ジャニーズビジネスは、世界的にも大成功
した芸能ビジネスであることは間違い
ありません。
私がここで学ぶべきは、顧客との感情の絆
を強くする仕掛けです。
他芸能事務所では作れなかった
夢の世界観。
ファンを夢中にする仕掛けや仕組み。
ここが圧倒的に優れていたから、
芸能界の頂点に上り詰めたんでしょう。
夢の世界観を作れる1人の天才が、
犯罪的な性的思考を持っていた。
その天才×犯罪者なしに、組織の発展が
できない文化だった。
これがジャニーズの本質な気がします。
ジュリー氏たちは喜多川の犯罪が、
いつか表に出る覚悟をして、
ずっと前から喜多川がいなくなっても
発展するビジネス体制を構築すべき
だったと思います。
さて、もしあなたが営業なら、
あなたにファンはいますか?
ファンは風向きの悪い時にどんな対応を
しそうですか?
どんな時に相手と感情の結びつきが強くなる
と思いますか?
営業活動は売上を作ることが結果として
求められます。
しかし、その結果を作り出す原因は日々の
あなたの思考と行動にあります。
毎日、感情的な絆の強いファンを
どうすれば増やせるか?
それは仕組みにできないのか?
感動体験のプロデュースを型化できないか?
ここに真剣に向き合い、実践すれば、
あなたはどんな
逆風の時にも応援してくれる真の顧客、
感情の結びつきの強い顧客を得ることが
できるでしょう。
長文と乱文ご覧いただき、
ありがとうございました!
イノセル内野です。
今日はあまり扱わない芸能ネタに
ついて触れてみたいと思います。
いつも営業、ノウハウ、
知識提供ばかりだと息詰まるかなーと。
今日のネタは、、、
ズバリ、ジャニーズ問題です。
今日はこの問題について私の主観を
述べたいと思います。
9月の記者会見から、
ジャニーズへの風当たりが
凄まじいことになっていますね。
やることなすこと全てが裏目
ってイメージ。
実は私もミーハーで、この問題、
けっこう詳しくなりました。
BBCの放送もダイジェストで
見ましたし、
YouTube見まくって、
過去の記事とかも読み漁って
ジャニーズの闇の深さや、
芸能界の闇の深さを垣間見た気が
します。
さて、
今回の事件。
ポイントは世論が動き、
こんなに大騒ぎになった
と言うことです。
20年前、ジャニー喜多川の性加害は
裁判所から事実と認められたにも
関わらずその時に一切マスコミは動かず。
結果、ほとんどの国民がそれを知る
ことはなかった。
本来ならこの時にジャニーズの闇は
暴かれて、今のような騒ぎになっても
おかしくないわけですが、世論の変化
という意味では無風だった。
しかし、今回は、外圧により闇を
こじ開けられ、世論が大きく変わった。
イギリスのBBCから世界に情報が広がる。
世界最悪の児童的虐待を犯したモンスター。
そしてそれを報じない日本のマスコミ。
と言う切り口で、世界的な問題に
発展してしまっている状態。
結果的に、国連まで踏み込んくる事態に。
そんな、世界、海外の外圧に耐えきれず
ついに日本のメディアが
この問題を取り上げました。
今年の3月時点ではどのテレビ局も一切
報じなかったのに、
たった半年で手のひらを返して
ジャニーズバッシングに走るメディア。
広告主もこの風向きを見て、
一斉にジャニーズ擁護から、距離を置く
決断と方針を表明。
これは、ジャニーズには相当に
大きな損失ですね。
また、1年間、事務所は収益を受け取らず、
タレントに直接入金するとの方針も
出していましたね。
ジャニーズは終わり...。
いろんな人がそのように話しています。
信頼は地に落ち、記者会見も
事実が曖昧なままで、モヤモヤする
発表で、世論を応援者に変えることは
できなかった。
10月2日にジャニーズが、
再度会見をするようなので、
ここでどんな対応をするか?
に注目しています。
今回、この性加害問題の倫理については
一旦置いておいて、ジャニーズのビジネス
に着目してみました。
ビジネス観点から、今後ジャニーズは、
何をすれば復活できるのか?
を考えてみたんです。
鍵は、ファンクラブだと私は
思いました。
ジャニーズファンクラブ、何人いる
と思います?
ネット調べによると、なんと、
約1100万人。
この人達が1年で5000円支払っている
ので、これだけで年間売上、
550億円
です。
ここに加えて、
スポンサーからの広告収入。
イベント・コンサート料金。
音楽コンテンツ販売
映像コンテンツ販売。
肖像権。
などが乗っかるわけですから、とんでもない
ビジネスモデルだし、国民の1割が有料
ファンクラブってのは脅威的です。
で、ジャニーズ本社の社員数は公表210人。
タレントは業務委託契約でしょうから
固定的に発生する人件費はこの210名のみ。
平均年収1000万円だとしても、
年間固定費は21億円。
単純にそんなことはないと思いますが、
売上550億円-21億円=利益529億円。
これが、ジャニーズの財務構造。
1人あたり社員の生産性が、ファンクラブ
の収益だけで、
2億6190万円
もある。
日本最高年収のキーエンスの生産性が、
1人あたり、8700万円。
ファンクラブ収益だけで、
その約3倍の生産性を誇る会社、それが
ジャニーズです。
過去の現金蓄積も相当あるでしょうから、
財務的には、ファンが年間5000円さえ
払ってくれれば、当分潰れることは
ない財務体質であるのは想像できます。
だからジャニーズが生き残るためには、
ファンにさえ、
「絶対、応援する!」
って気持ちになってもらえたら、
事業的な復活は堅いでしょう。
広告主にジャニーズへの感情的な
思いはない。ファン感情が整理され、
応援者になれば、広告主も戻るでしょう。
ファンを今回の事件を解決する仲間だ
と捉え、誠意ある対応をすれば、
事態は大きく改善するはずです。
このジャニーズ問題から営業が
考えるべきことは何でしょうか?
それは、、、
利益だけでつながる人間は
利益がなくなると即離れるってこと。
広告主やメディアはジャニーズが
絶対的な王者だったから味方だったわけ
です。
しかし、評判が落ちて、世界的な問題と
して海外をも賑わし始めたら、広告塔に
ジャニーズを使うのはマイナス利益しか
ありません。
だから広告主はどんどん横並びで
撤退していく。
しかし、ファンは違います。
利益で繋がっているわけじゃない。
推しのタレントの応援のために貢ぎまくって
いる人もいるでしょう。
人生の生き甲斐にしているファンも
いるでしょう。
ジャニーズのファンは時間とお金を
夢や愛に費やしているんだと思います。
自分の理想とする美少年たちに仮想恋愛し、
憧れを持ちながら、非日常体験を味わえる
その欲求を満たし続けたい。
感情でつながる関係はとても強いんです。
ジャニーズビジネスは、世界的にも大成功
した芸能ビジネスであることは間違い
ありません。
私がここで学ぶべきは、顧客との感情の絆
を強くする仕掛けです。
他芸能事務所では作れなかった
夢の世界観。
ファンを夢中にする仕掛けや仕組み。
ここが圧倒的に優れていたから、
芸能界の頂点に上り詰めたんでしょう。
夢の世界観を作れる1人の天才が、
犯罪的な性的思考を持っていた。
その天才×犯罪者なしに、組織の発展が
できない文化だった。
これがジャニーズの本質な気がします。
ジュリー氏たちは喜多川の犯罪が、
いつか表に出る覚悟をして、
ずっと前から喜多川がいなくなっても
発展するビジネス体制を構築すべき
だったと思います。
さて、もしあなたが営業なら、
あなたにファンはいますか?
ファンは風向きの悪い時にどんな対応を
しそうですか?
どんな時に相手と感情の結びつきが強くなる
と思いますか?
営業活動は売上を作ることが結果として
求められます。
しかし、その結果を作り出す原因は日々の
あなたの思考と行動にあります。
毎日、感情的な絆の強いファンを
どうすれば増やせるか?
それは仕組みにできないのか?
感動体験のプロデュースを型化できないか?
ここに真剣に向き合い、実践すれば、
あなたはどんな
逆風の時にも応援してくれる真の顧客、
感情の結びつきの強い顧客を得ることが
できるでしょう。
長文と乱文ご覧いただき、
ありがとうございました!