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ルールなんてくそだ

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いつもお世話になっております。
イノセル内野です。

昔の話になりますが、
私は18歳から
2年間寮生活をしていました。

遊び盛りのその時期に門限は22時。
ご飯を食べるなら毎日18時までには
夕食の席に付かねばなりません。

1階に自分の名前を書いた札があります。
在籍してるなら白札(表)
不在なら赤札(裏)
というアナログなルール。

門限を破るのは御法度。
門限を守れない寮生は寮長から鬼のように
叱られます。

次の日の飯抜きみたいな、典型的
罰みたいなものも課せられた
覚えがあります。


寮長からしたら、学業に専念させるべき、
子供たちを預かっているのだから、
フラフラ遊ばすわけにはいかん!という
自負と義務感からでしょう。


しかし当時の僕らは東京に遊びにきたような
もんですから門限が設定されているなんて
聞いてない。

どうやって寮長にバレずに門限を破るか?
を考えぬきいろんな抜け道や仕組みを
生み出しました。

・常に門限を守る寮生と仲良くなり、
 赤札(不在)を白札(在籍)に変えて
 もらえるよう買収

・1階に門限が終了してもベランダから
 入れる友達を作り、22時以降の出入りも
 自由にできる新たなドアを作る

・自分の部屋に別の人に寝てもらい、
 ベッドに潜り込んでもらい居留守を使った

など。

くだらないのですが、
こういうルールがあると必ず
抜け穴を探したくなる。


というより、その時の生活を謳歌するには、
門限との戦いに勝つことがマストだった
のです。

※それでも何度も寮長にバレましたが笑


元はルールに縛られる自分が嫌で、
そのルールを逸脱する、変更する道を探し
オリジナリティを模索する、それが私だ!
って思っていました。

だからある意味、「ルール」とか言われると
自分の反発フラグがピーンと立ち、まずは
やらないで済む方法を考える性格。

ルールに反発すること、ルールに沿わずに
結果を出すことが自分のアイデンティティ
だって思っていました。


実際に、前職で入社した時。
入社後1週間で、上長に

「日報は勘弁してもらえませんか、、、?
そのかわり、結果必ず出します」

と上申する生意気さ。
その時の上司の反応、今でも覚えていますが

「おーわかった。そんかわし、目標未達したら
今以上に厳しく管理するからよろしくな。」

明らかにキレてました。



でも、、、本当にルール嫌いなのか?
って最近自分のことを振り返ると
矛盾だらけなことに気づきます。


部活ではバスケのルールを覚えるのに
必死だったりするわけです。

営業で売れたいー!!!って願望を持った
時は売れている人の研究をして、売れる人
の共通項を忠実に実践したり。

マネジメントで圧倒的な成果を出したい!
っ思った時は識学に300万円投資したり。

マーケティング極めたいって願望が出た時は
師匠の教えに習い、忠実に毎日学習したり。

起業して会社を大きく拡大させたい!って
思ったら経営塾に投資し、必死に覚えたり。


どうやらルールが嫌いなわけじゃない。


なんなんだろう?


自己分析すると、、、



1.自ら飛び込んだゲームのルールは必死に
覚える

2.ルールを守ればさらに
大きな果実が手に入ると信じていれば
忠実にやる


という特徴がどうやら自分にはあるらしい
ってことに気づきます。


・バスケで点を取るにはルールを覚えるのは
マストです。


・営業で売れる方法も今では完全に
 原理原則があり、それを実践できれば
 売れ続けるという成果を手に入れられ
 ます。


・識学さんには創業4年で上場したという
確たる実績があったし、顧客の増加速度が
すごかったので、それが信頼となり、学べば
マネジメントのロジックを習得できると
思いました。


・マーケティングにおいては、文章だけで
20億円を売った人の話が面白く、その人に
心酔し、セールスライティング技術を高める
メリットを享受できると感じたんです。


・経営塾には一代で70億円の会社を作った
社長が、年商1億円を余裕で超える
経営フレームを体得できるというフレーズに
魅了され、経営の型を手に入れたかった。


自分が知らない世界に行きたい時
未知の成長角度を経験したい時
まだ見ぬビジョンを実現したい時


そんな時にそれが手に入ると信じる

道、原則、ルール

があるんだー!!って
感じると人は従順になるんですよね。


だから、前職で、

「日報は勘弁してもらえませんか、、、?
そのかわり、結果必ず出します」

と上司に申告した時は、出せる結果が
自分に見えていたんです。

全くビジネスのことがわからず、日報を
通じて毎日進化しないと結果への道が
想像できていないなら、上司に従ったんだ
と思います。


でも、その時の私は結果を出す道が
ハッキリと見えていて、
日報とかで報告させなくても余裕で
期待超えてやるから、、、
って気持ちでした。

なので、
上司が欲しい最終結果が何かをすり合わせて
(この日報のやり取りの場合、上司が本当に
欲しい最終結果は月間売上だった)、
それを超えられる自信があるなら、
それだけ報告していれば組織的には問題ありません。

※その代わり上司の欲しい最終結果における
未達は許されないですけどね。なぜなら上司
が組織の信頼を失ってしまうからです。

ただ、当時の私に言いたいのは、


「自分のやり方にこだわり、
そこに自由を求めるのは小さいよ」


って気づかせてあげたい。
仕事は一度きり。
26歳の当時の私に

「業界トップとってみろ」

とアドバイスしたいです。
そしたら、業界トップクラスには必ず
そのルールがあるんです。

それを実践し続けた人しか成功の景色を
見ることができない。
その過程は一旦窮屈かもしれないし、
きついかもしれない。

でもそれを抜けた先に本物、
一流にしか見えない世界がある。


今あなたがもし、組織のルールに縛られ
窮屈に感じているとしたら、それは成長の
瞬間かもしれないし、結果を出せるのが
ハッキリ見えているなら、管理をやめて
もらう代わりに100%結果にコミットする
という態度でもいいかもしれません。

ただ、いずれにしろ、もっともっと
大きな志と目標を持ってみてください。

するとその縛っているルールが違う見え方に
なるかもしれませんよ。


大抵大化けする人はこの不自由さを感じて
乗り越えた人だけなんで。

特に組織ではそうです。
自由に売れていた私の若い時のような
セールスはマネージャーで大抵、大成せず
任される組織がいつまでもでかくならず
こじんまりしたチーム運営から脱却
できない人が多い。


私もその路線で行っていましたが、運良く
前任者の部長が急遽退職したため、機会が
巡ってきたのです。
組織崩壊させましたが、、、。


・不自由が嫌だーといって自由に数字
を作ることを楽しむプレイヤーに戻る人

・「結果さえ出せばいいっしょ」
と言って我流チームを作り、周りが手本
にしづらいため新しい人が配属されない人

・不自由さから自分なりの学びを得て
少しずつ大きな結果を出す実力をつける人


偉大な人は自己改革できる人ですね。

"不自由さから自分なりの学びを得て
少しずつ大きな結果を出す実力をつける人“

こういう姿勢を元から持つ人がいますが、
本当にすごいと思います。
心から尊敬します。


今日は、不自由さが、本当の自由を作る
っていう逆説的なことを語っている
素晴らしい本を最後に紹介して終わります。
この本はなかなかに気持ちがいい。
人によっては毛嫌いするかも。
主張がハッキリしてるので、
好き嫌い分かれる本です。


「全思考北野武」


著者ビートたけし

あの大物芸人ビートたけしの書いた本です。

この本は社会の本質をズバズバ書いていて、
テレビやSNSで伝えたら速攻で炎上しそうな
内容ばかりですが、世界の本質の一端を
伝える思考レベルを高める本ですね。

お笑いの最強の大物ビートたけしが、
理工系出身でメーカー就職する予定だった
って知ってましたか?

そして学生時代にいつも死ぬことを
恐れていた生活を送っていたことを
知っていましたか?

どうやって吹っ切れて大物芸人の人生を
歩むことになったのか?
そのきっかけと思考がとても面白い。

そして、歯の浮くような綺麗な言葉が
充満したこの令和の世の中にあって
北野節がたまらなく痛快です。

ご一読、強く推奨します!



本日も最後まで
ご覧いただきありがとうございました。
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