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営業職から事務職への転職理由とは?おすすめしたい人や注意点を紹介

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営業職から事務職への転職理由とは?おすすめしたい人や注意点を紹介

営業職は成果を追求するダイナミックな仕事である一方、ライフワークバランスや精神的な負担、キャリアの方向性などに課題を感じる人も少なくありません。そのため、安定性やサポート業務を重視した働き方を求め、事務職へ転職を考える人が増えています。しかし、事務職への転職にはメリットだけでなく注意すべき点も存在します。

この記事では、営業職から事務職へ転職する理由や、転職を検討する際に押さえておきたいポイント、さらには成功させるための具体的な準備について詳しく解説します。この記事を通して、自分に合ったキャリアチェンジの道を見つけましょう。


営業職から事務職への転職理由5選

営業職から事務職への転職を考える人が増えています。その背景には、働き方や環境に対する価値観の変化が影響しています。営業職特有のノルマやプレッシャー、ライフワークバランスの課題を感じ、より安定した働き方を求めるケースが多いようです。この記事では、営業職から事務職へ転職する理由について代表的なポイントを5つご紹介します。

1. ライフワークバランスを整えたい

 営業職では、クライアントとの打ち合わせや外出、長時間の残業が日常的で、プライベートの時間を確保しにくいことがあります。そのため、ライフワークバランスを整えたいと考える人が多く、定時退社が可能で業務時間が安定している事務職は魅力的な選択肢となります。このことから、「営業から事務職への転職理由」として挙げられる代表的なものの一つといえます。

2. 営業のノルマやストレスが原因

 営業職では、売上目標や月ごとのノルマが課され、それがストレスとなることがあります。ノルマの達成に追われるプレッシャーや成績が直接評価につながる厳しさから解放されたいと考え、事務職への転職を希望する方が多いです。これに加えて、精神的な負担を軽減し、より穏やかな仕事環境を求めるのも重要な理由です。

3. 内勤での安定した働き方を希望している

 営業職では外回りや出張が多い一方で、事務職は内勤が基本となり、職場に固定されて作業する働き方が一般的です。そのため、移動の負担を減らしたい、安定した環境で腰を据えて働きたいと考える人にとって、事務職は魅力的な選択肢となります。特に、「営業職から事務職への転職理由」としてはこの安定性が大きなポイントです。

4. 長期的なキャリアの切り替えを考えている

 営業職では若い頃は成績を上げることで評価されますが、長期的にはそのような成果主義に疲れを感じる場合があります。このため、長い目で見たときに年齢に縛られず経験を活かせる事務職へ転職することを考える人が増えています。また、事務職であれば専門スキルを磨きながら安定したキャリアを築ける可能性もあります。

5. コミュニケーション能力を活かしつつサポート業務を希望

 営業経験で培ったコミュニケーション能力を活かしながら、より「裏方」や「サポート」に回る業務にやりがいを感じる人もいます。営業職からの転職では、営業事務や顧客対応を含む事務職が選ばれる場合が多く、適性次第で役割を幅広く任されることもあります。そのため、これまでのスキルをベースに新たなキャリアを築く理由として選ばれることがあります。


営業職から事務職へ転職するメリット5選

営業職から事務職への転職には、安定した働き方や精神的な負担の軽減など、多くのメリットがあります。この記事では、その代表的なポイントを5つご紹介します。転職後のメリットを知り、理想のキャリアを描いてみましょう。

1. 安定した勤務時間が実現する

 営業職では、訪問先での業務や外出が多く、時には残業が長引くことも珍しくありません。それに対し、事務職は基本的にオフィス内での内勤が中心となるため、比較的安定した勤務時間が期待できます。家庭や趣味の時間を確保したい人や、ワークライフバランスを重視する人に特に向いています。営業職の経験を持つ方にとって、このような安定した生活リズムは、精神的なゆとりを生む大きな利点となります。

2. ノルマに縛られない環境で働ける

 営業職では、売上ノルマを達成するプレッシャーが日々の課題となり、精神的な負担になる場合があります。一方、事務職ではノルマが存在しないことが一般的で、社員全員でサポートする業務形態が多いです。そのため、特定の目標に縛られず、落ち着いて業務に取り組める環境が整っています。営業から事務への転職理由として、この「ストレスの軽減」を挙げる方も少なくありません。

3. 内勤特化の経験が積める

 営業職は外勤が主な業務になるため、内勤業務に携わる機会が限られています。しかし、事務職に転職することで、PCスキルやデータ処理能力など、内勤に特化したスキルを深く磨くことができます。特に未経験者にとっては、新たに身につけたスキルが今後のキャリアにつながりやすく、継続的な成長を実感するチャンスとなります。

4. 事務スキルを磨いて広がるキャリアの可能性

 事務スキルを積むことで、業界や職種を問わず広く活かせる汎用性の高いスキルが得られます。たとえば、WordやExcelを使用した書類作成やデータ分析のスキルは、他の職種でも評価されやすく、将来的なキャリアの幅を広げることが可能です。事務職からさらに専門職にステップアップする例も多く、自分の成長を目指しやすい分野といえます。

5. 精神的なプレッシャーから解放される

 営業職では、目標数字や成果が業績に直結するため、精神的な負担も大きくなりがちです。一方で事務職には、こうしたハードルが少なく、日々の業務を堅実に進めることが求められる職種です。そのため、精神的に負担が少なく、安心して働きたいと考えている方にとって理想的な環境となることがあります。「未経験でも働きやすい」「自分のペースで進められる」という点が、営業から事務へ転職を決断するきっかけになることもあるでしょう。


営業職から事務職へ転職するデメリット5選

営業職から事務職への転職には、給与の減少や業務の単調さなどのデメリットも存在します。この記事では、転職前に知っておきたいデメリットを5つ解説します。事前にリスクを把握し、後悔のない転職を目指しましょう。

1. 給与が営業職より下がる可能性がある

 営業職は、特にインセンティブが支給される場合、事務職に比べて給与が高くなる傾向があります。営業職では成果に応じた報酬が設定される一方で、事務職では固定給が基本であるため、転職後に年収が下がる可能性があります。事務職への未経験者の場合、スタート時の給与設定がさらに低くなるケースも多いです。そのため、給与の下がり幅と生活への影響を事前に把握しておく必要があります。「営業から事務」への転職をする際は、将来のキャリアプランと収入のバランスを慎重に考えることが重要です。

2. キャリアアップの機会が制限されるかもしれない

 営業職では成果を上げれば昇進や重要なポジションを獲得しやすい環境が整っています。しかし、事務職は成果が目に見えにくい場合が多く、キャリアアップがゆっくりとしたペースになりがちです。また、未経験からのスタートでは同僚よりも経験の差があるため、昇進のチャンスが限られる場合があります。ただし、事務職内で専門スキルを向上させたり資格を取得することで、着実にキャリアアップを目指す方法も考えられます。転職前に、自身が目指したいキャリアパスを明確にすることが大切です。

3. 業務が単調に感じることがある

 営業職では日々異なる顧客とのやり取りや成果による達成感が得られる一方、事務職の業務は同じ作業の繰り返しになることが多いです。特に未経験からスタートする場合、最初は簡単なルーティン業務を担当することが一般的です。そのため、人によっては業務内容が単調に感じられ、やりがいや達成感が得にくいと考えることがあるでしょう。事務職ならではのスキル習得や効率化を意識することで、自分なりに成長や目標を見つける工夫が求められます。

4. 営業職で得たスキルの一部が活かしにくい

 営業職で培った対人スキルや提案能力は、事務職でも活かせる場合がありますが、すべてのスキルがそのまま役立つわけではありません。例えば、営業特有の交渉力や数字での分析力は、事務職ではあまり求められないことがあります。逆に、事務職ではPCスキルや経理知識といった専門スキルが重要視されるため、それらのスキルに慣れるのには時間がかかる場合があります。営業職で得た経験をどう事務職に応用するかを事前に整理することが求められます。

5. 求められる専門スキルが未経験で難しい場合も

 事務職は、未経験者も応募可能な求人があるものの、企業としては即戦力を求めることが多いため、高度なPCスキルや簿記知識、業務効率を求められることがあります。また、事務処理は正確さとスピードが求められるため、営業職として培った感覚とは異なる適性を発揮する必要があります。スキルが不足している場合は、事前に資格取得や研修を通じて準備を進めることをおすすめします。「営業から事務」へ転職を成功させるためには、適切なスキルアップを早めに開始することが重要です。


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営業職から事務職への転職に向いている人5選

営業職から事務職への転職が向いているのは、丁寧な作業や長期的なサポート業務を得意とする人などです。この記事では、どんな人がこの転職に適しているのかを5つの特徴に分けて解説します。自分の適性を確認し、理想のキャリアチェンジを目指しましょう。

1. 丁寧で細やかな作業を得意とする人

 事務職は正確さが求められる業務が多いため、丁寧で細やかな作業に自信がある人に向いています。書類作成やデータ入力、スケジュール管理など、ミスを最小限に抑える必要がある業務が中心です。営業職で細心の注意を払った提案資料や顧客管理を行っていた経験があれば、それを活かせるでしょう。未経験であってもこの適性をアピールすることで、採用側に良い印象を与えることができます。

2. 人とのコミュニケーションを良好に保てる人

 営業職で培ったコミュニケーション能力は事務職でも重要な役割を果たします。特に、他部署との連携業務や顧客対応を行う場合、人間関係を円滑に進められるスキルが活きます。例えば、営業事務では営業職のサポート業務が中心となるため、相手の要望を正確に受け取り、適切な対応が求められます。このような場面で「元営業職」としての経験が評価されることも多いです。

3. 長期にわたるサポート業務に興味がある人

 事務職の多くは、一つの業務にじっくり取り組む必要があります。そのため、短期的な成果を重視する営業職とは異なり、長期的な視点で業務を遂行できる人に適しています。会社全体の運営を陰ながら支えるような役割にやりがいを感じられる人にぴったりの職種です。また、職場のチームを裏方として支えるポジションに魅力を感じる方であれば、さらに適性があると言えます。

4. 自発的に問題解決に取り組める人

 事務職にはルーチンワークだけでなく、突発的な問題に対応する力も求められます。例えば、予期せぬミスやスケジュールの変更が発生した際、自発的に解決策を考えられる人が重宝されます。営業職で問題解決のために行動し、成果を出してきた経験がある人であれば、事務職でも応用可能でしょう。この能力を転職理由や志望動機でアピールすることで未経験でもチャンスを掴む可能性が高まります。

5. 数字やデータ処理に苦手意識のない人

 事務職では、データ入力や分析、文書管理など、数字を扱う業務が多々あります。そのため、数字やデータ処理に苦手意識がない人は有利です。営業職で培った数字目標の管理や顧客データの取り扱いは、事務職への転職後にも役立つスキルです。加えて、Excelなどのオフィス系ソフトを使えることは強力なアピールポイントとなります。未経験者でも学習意欲を示せば評価されやすい分野です。


営業職から事務職へ転職する際の注意点5選

営業職から事務職へ転職する際は、給与の変化や必要スキルの確認など、注意すべき点がいくつかあります。この記事では、転職を成功させるために押さえておきたい注意点を5つご紹介します。ポイントを理解して、後悔のない転職活動を進めましょう。

1. 志望動機を明確にし具体的なキャリアビジョンを持つ

 営業職から事務職へ転職を成功させるためには、なぜ事務職へ転職したいのかという「志望動機」を明確にし、それを元にした具体的なキャリアビジョンを持つことが重要です。企業は転職者に対して長期的な活躍や事務職に適応する姿勢を求めています。そのため、自分自身が営業職で培ったスキルを事務職でどう活かすのか、またなぜ事務職に適応できるのかを具体的に説明できる準備が必要です。たとえば「営業職で身につけたコミュニケーション能力を事務サポート業務に活用したい」など、説得力のある例文を用意しておきましょう。

2. 求められるスキルや知識を事前に把握する

 未経験から事務職への転職を考えている場合、事務職で求められるスキルや知識を事前に調べておく必要があります。多くの事務職では、PC操作スキル、特にExcelやWordなどのソフトウェアの利用能力が重要視されます。また、場合によっては簿記や秘書検定などの資格が役立つ場面もあります。未経験からの転職はハードルが高いことが多いため、自分の営業職で得たスキルを関連付けながら、事務職でどのように活用できるかを明示できるようにしておきましょう。

3. 転職における給与水準の変化に注意

 営業職ではインセンティブ制度や歩合制の給与体系が採用されていることが多いですが、事務職では一般的に固定給が中心となります。そのため、営業職から事務職に転職する際には、給与が以前より下がる可能性があることを踏まえておくべきです。また、事務職の給与水準や昇給の条件を事前に確認することも重要です。家計を守る必要がある方やライフプランを考えている方は、この変化が家計に与える影響を計算し、納得したうえで転職を決断することが推奨されます。

4. 企業文化や仕事内容を十分に調べる

 事務職への転職を考える際は、応募企業の文化や具体的な仕事内容を十分に調べておくことが鍵です。企業によって事務職が担う職務範囲や求められるスキルには大きな違いがあります。例えば、一般事務であればスケジュール管理や資料作成が主な仕事であり、営業事務の場合は営業職を支援するための事務処理が中心です。入社後にミスマッチを避けるためにも、企業の風土や業務内容が自身の希望や得意分野に合っているかを確認しておきましょう。

5. 面接で営業の経験を事務職にどう活かせるかをアピール

 営業職で培ったスキルや経験をどう事務職に活かせるかを的確にアピールすることが面接での重要なポイントです。例えば、営業職で培ったプレゼン能力や顧客対応スキルは、事務職における効率的なコミュニケーションや調整業務に役立ちます。また、営業職で得た数字管理能力やスケジュール調整力なども事務スキルの強みとしてアピールできます。企業側に「即戦力として活躍してくれる」と思わせられるよう、自分の経験を事務職に関連付けて説明しましょう。


営業職から事務職へ転職する際に役立つ資格5選

営業職から事務職へ転職する際は、事務スキルを証明する資格が役立ちます。この記事では、未経験者でも取得しやすく、即戦力としてアピールできる資格を5つご紹介します。資格を活用して、転職成功への一歩を踏み出しましょう。

1. MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

 MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)は、Microsoft Office製品の操作スキルを証明する資格で、事務職への転職を目指す未経験者に特におすすめです。事務職ではWordやExcelを使用した文書作成やデータ処理が日常的に求められるため、この資格を取得することで基本的なパソコンスキルを備えていることをアピールできます。営業経験者が営業資料作成やデータ分析で培ったスキルをさらに磨くことで、志望動機に説得力を持たせることができます。また、事務職に必要な正確性や効率性を学ぶ過程で身につけられるのも大きなメリットです。

2. 簿記検定(日本商工会議所主催)

 簿記検定は、企業の会計や経理に関する基礎知識を学ぶ資格で、特に経理事務職を目指す場合に有利となります。営業職で予算管理などの業務に携わった経験がある方は、その延長線上で簿記の知識が活かせることもあるため、転職理由として納得感を持って説明できる資格です。未経験で事務職への転職を目指す場合、数字を扱う責任感や正確な作業能力をアピールできる点が魅力です。また、日商簿記検定は信頼性が高いため、多くの企業で評価される資格です。

3. 秘書検定(秘書技能検定試験)

 秘書検定は、ビジネスマナーや事務処理スキルを総合的に確認できる資格として広く知られています。事務職に必要な電話対応、スケジュール管理、応対スキルなどが学べるため、事務系全般の仕事に役立ちます。営業職出身の方が持つ対人スキルをさらに高めながら、秘書検定を取得することで、対応力やサポート業務の実践力があることを証明可能です。また、資格取得を通じて事務職未経験者でも企業の即戦力として注目されるポイントを確保できます。

4. ITパスポート(基本的なIT知識証明)

 ITパスポートは、経済産業省が認定する国家資格で、IT関連の基本的な知識を証明するものです。事務職はパソコンを使った業務が多いため、この資格を持つことでITリテラシーの高さをアピールできます。特に未経験者が「これからITスキルを向上させていきたい」という意欲を見せるために有効な資格です。また、デジタル化が進む企業において、システム導入やデータ管理に関する知識は重宝されるため、営業職からのキャリアチェンジを円滑に進めるポイントとなります。

5. Excelなどの操作スキル向上を目的とした関連資格

 Excel操作スキル関連の資格は、事務職において非常に重要な役割を果たします。例えば、「Excel技能認定試験」や「サーティファイExcel表計算処理技能認定試験」などが該当します。これらの資格を取得することで、未経験者でもデータ入力や分析のスキルを証明でき、転職先で即戦力として働けることをアピールできます。営業職での実績データ管理やレポート作成経験を活かしつつ、資格取得でさらに専門性を向上させることで、志望動機の説得力も増すでしょう。


まとめ

 営業職から事務職への転職は、多くの未経験者が挑戦を考えるジャンルですが、仕事内容やスキルの違いから転職の難易度が高いと言えます。しかし、志望動機の明確化や営業で培った経験・スキルを上手くアピールすることで、事務職へのキャリアチェンジは可能です。転職理由を明確にし、「なぜ事務職を選んだのか」をしっかり伝えることが説得力のカギとなります。

 また、事務職の求人は倍率が高いことから、スキル面での準備も欠かせません。MOSや簿記検定などの資格取得は「即戦力」を示す材料となるため、未経験から事務職を目指す人には特におすすめです。これらを踏まえて、スキルアップを重ねつつ、求人情報を入念に調べた上で的確な転職活動を進めましょう。

 営業職から事務職への転職を検討する際には、メリット・デメリットをしっかり把握し、自分の強みを活かせる職場を選ぶことが成功への近道となります。自分の経験がどのように事務職で活かせるかを考えながら、具体的なキャリアビジョンを描いて転職活動に挑んでください。

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