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不動産営業に役立つ資格10選!資格がないとどうなるかも解説

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不動産営業に役立つ資格10選!資格がないとどうなるかも解説

不動産営業のキャリアを成功させるためには、資格の取得が大きなカギとなります。資格がなくても不動産営業として働くことは可能ですが、宅地建物取引士(宅建士)などの専門資格を取得することで、顧客からの信頼を得やすくなり、より高度な業務に携われるチャンスが広がります。また、資格を持つことでキャリアアップや収入向上にもつながるため、長期的な視野でのスキルアップが重要です。

この記事では、不動産営業に役立つ資格10選を紹介し、それぞれの資格がどのように業務に活かせるのかを詳しく解説します。資格を取得するメリットや、資格なしではどのような影響があるのかについても触れていきますので、不動産営業としてのキャリアをより充実させたい方は、ぜひ最後までご覧ください。


不動産営業に資格は必要なのか

 不動産営業を始める上で資格が必須かどうか、気になる方も多いでしょう。実際のところ、不動産営業を行う際に資格は必須ではありません。不動産営業としての業務は、物件案内や契約フォローなど資格なしでも遂行可能な業務が多く存在します。そのため、未経験からのスタートでも資格なしで取り組むことができます。

 一方で、宅地建物取引士(宅建士)をはじめとした資格は、不動産営業において非常に役立つものであり、取得することで業務の幅が広がったり、専門性を高めたりする効果があります。不動産会社では、従業員5人に1人以上の宅建士を配置する義務があるため、資格を持つスタッフは貴重な戦力と見なされることが多いです。また、資格取得は顧客からの信頼獲得や年収アップにもつながり、転職時のアピールポイントとしても有効です。

 未経験であっても、資格を勉強し取得することで、業界内での強みを発揮しやすくなります。不動産営業は資格を持つことで、競争が激しい業界内での差別化を図ることができるのです。特に宅建士などの資格は、重要事項説明を担当できる独占業務があるため、不動産営業のスキルアップを目指す方にはおすすめの資格と言えます。したがって、不動産営業を長期的視野で考える場合は、資格取得を目指すことが大きなメリットとなります。

不動産営業に役立つ資格10選

不動産営業の分野で成功を収めるためには、資格の取得が大きな強みとなります。資格を持つことで、専門的な知識を身につけるだけでなく、顧客からの信頼を得やすくなり、競争の激しい業界内での差別化を図ることが可能です。特に、宅地建物取引士(宅建士)をはじめとした資格は、不動産取引における重要な業務を担うため、キャリアアップや年収アップにも直結します。ここでは、不動産営業に役立つおすすめの資格を10種類厳選し、それぞれの特徴やメリットを詳しく解説します。

1. 宅地建物取引士(宅建士)

 不動産営業で最もおすすめの資格が「宅地建物取引士(宅建士)」です。不動産業界では基本中の基本ともいえる資格で、特に重要事項説明や契約書への記名・押印といった重要な業務を独占的に行えるのが特徴です。不動産会社においては従業員5人につき1人以上の宅建士が必要とされているため、宅建士を取得すれば不動産営業としての信頼性や必要性が高まります。受験資格は特に条件がなく、未経験者でも挑戦可能ですが、合格率は約15%と難易度が高く、しっかりとした勉強が必要です。この資格の取得は、顧客へのアピールポイントにもなり、キャリアアップや年収向上にもつながります。

2. ファイナンシャルプランナー(FP)

 「ファイナンシャルプランナー(FP)」は、不動産営業に必要な金融や税金に関する知識を補う資格です。主に顧客の資産形成やライフプランの提案を行う上で役立つスキルを身につけられます。FP資格には3級から1級まで幅広いレベルがありますが、不動産営業では2級以上を取得しておくと非常に有利です。特に住宅ローンや税制についてのアドバイスができるようになるため、顧客からの信頼を得やすくなり、他の営業担当者との差別化も図れます。未経験の方でも基礎から始められる資格であり、宅建士と組み合わせて取得すると効果的です。

3. 管理業務主任者

 「管理業務主任者」は、不動産管理業務に欠かせない専門資格です。特に、マンションや賃貸物件の管理運営に携わる際に、重要事項説明や管理組合との折衝などの業務を行うことが認められます。管理業務主任者は国家資格であり、資格取得により集合住宅の管理分野で働く際に大きな強みとなるでしょう。不動産営業としても、特に物件管理を中心とした業務を行う場合、この資格があると実務の幅が広がります。未経験でも挑戦できる資格であり、取得することで信頼性と年収アップにつながる可能性が高いです。

4. マンション管理士

 「マンション管理士」は、マンションの維持管理や修繕、住民同士のトラブル解決をサポートする専門資格です。不動産営業でマンションの販売や管理に携わる際、この資格があると法的知識や運営ノウハウを顧客に説明できるため、信頼を得やすくなります。また、マンション管理士はマンション管理業者だけでなく、不動産営業全般のスキル向上にも役立つため、年収アップや転職活動においても有利になります。なお、この資格は「管理業務主任者」と知識領域が重なるため、合わせて資格取得を目指す方も多くいます。

5. 賃貸不動産経営管理士

 「賃貸不動産経営管理士」は、主に賃貸物件の管理業務に特化した資格です。この資格を取得すると、物件管理やオーナーへの対応、入居者との調整など幅広い場面で役立ちます。不動産営業として賃貸物件を扱う際に、的確な知識とアドバイスを提供できるため、信頼性が高まり顧客から選ばれやすくなります。また、2021年より国家資格に格上げされたことで、その重要性がさらに増しました。これから賃貸分野でのキャリアを目指す方には必須ともいえる資格であり、宅建士や管理業務主任者とともにスキルアップを目指すと効果的です。

6. 不動産鑑定士

 不動産の評価に特化した国家資格で、土地や建物などの不動産価値を専門的に算出するスキルが身につきます。不動産鑑定士の資格は合格までのハードルが高いですが、その分専門性が高く、不動産営業においても顧客に深い信頼を与える要因となります。不動産営業においては、不動産の価値に関する相談に乗ったり、適切なアドバイスを提供することが求められる場面が少なくありません。資格取得を通じて、不動産市場での交渉力や説得力を高められるのが魅力です。また、大規模なプロジェクトや資産運用案件に携わる機会も広がります。

7. 司法書士

 司法書士は不動産登記や法律に関連する手続きを行うことができる国家資格で、不動産取引の法的な側面をサポートするスキルが身につきます。不動産営業では、お客様が安心して物件購入や契約を進められるよう、法的な知識を生かす場面が多々あります。この資格を持つことで、登記手続きや契約書作成などのアドバイスを提供する際の信頼感が大幅に向上します。不動産営業に直接的に必要な資格ではないものの、競合との差別化を図る際には大きな武器となるでしょう。

8. 税理士

 不動産取引に関わる税務相談ができる税理士資格も、不動産営業において役立つ資格の一つです。特に、不動産購入が資産運用や投資目的の場合、税制の知識は顧客にとって重要なポイントとなります。相続税や所得税、譲渡税などのアドバイスを行うことで、顧客の信頼を深めることが可能です。不動産営業において、税務的な観点から顧客のニーズに対応できるスキルを持つことは、他の営業担当者と差別化を図る大きなアドバンテージとなるでしょう。また、資格が持つ専門性により、自身の年収アップも期待できます。

9. 建築士

 建築士資格は、不動産営業において建物の構造や設計に関する具体的なアドバイスを行える点でメリットがあります。建物の構造や耐震性、リフォームの可能性など、不動産営業では顧客が関心のある情報を提供する機会が多いです。このようなときに建築の専門知識があることで信頼を得やすく、顧客との商談を進める際に役立ちます。また、建築士資格を持つことで、不動産開発やリノベーション案件にもチャレンジできるという点が不動産業界でのキャリアの幅を広げる要因となります。

10. 住宅ローンアドバイザー

 住宅ローンアドバイザーは、住宅購入におけるローン選びや返済計画に関する具体的なアドバイスを提供できる資格です。不動産営業では住宅ローンは切り離せない重要なテーマであり、この資格を持つことで、顧客目線でのメリットやデメリットを分かりやすく説明できます。特にローン手続きに不安を抱える顧客に対して、この資格を活かして具体的なサポートを行うことで、契約率を大きく引き上げることが期待できます。また、住宅ローンアドバイザーの資格は比較的取得しやすいことから、不動産営業に携わる未経験者にもおすすめの資格といえます。



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不動産営業だけじゃない営業に役立つ資格5選

不動産営業に限らず、営業職全般で役立つ資格を取得することで、幅広い分野で活躍できるスキルを身につけることが可能です。営業職では、商品やサービスの提案力はもちろんのこと、顧客のニーズを深く理解し、適切な解決策を提示する能力が求められます。そのため、金融知識やマーケティング、コミュニケーションスキルを証明できる資格を取得することで、営業のプロフェッショナルとしての信頼性が高まります。このセクションでは、不動産営業以外の分野でも活用できる、営業に役立つ資格を5つ紹介します。

1. FP(ファイナンシャルプランナー)

 ファイナンシャルプランナー(FP)は、不動産営業だけでなく、金融や保険、不動産にかかる資金計画まで幅広い分野で役立つ資格です。不動産営業では、物件購入に伴う資金設計やローンの相談など、顧客のライフプラン全般に関わる提案を求められる場面が多くあります。FP資格を活用することで、顧客の信頼を得ながら具体的なアドバイスができ、不動産営業のプロフェッショナルとしての印象を強化できます。また、未経験の方や資格なしで挑戦を考えている方にも挑戦しやすい資格です。

2. ITパスポート

 ITパスポートは基礎的なIT知識を学ぶための資格で、不動産営業を効率的に進める上で意外に大きな助けとなります。現在、不動産市場はデジタル化が進み、オンライン内見やデータ分析を活用した営業スタイルが求められています。この資格を取得することで、不動産関連システムやマーケティングツールの活用がスムーズに行え、競合他社に差をつけることができます。不動産営業のデジタル面に強い人材であることをアピールできるでしょう。

3. 簿記資格

 不動産営業では、収支や投資効果の計算を行う場面が多くあります。そのため、簿記資格は会計の基礎知識を得る上で非常に役立つ資格です。特に、不動産投資案件に携わる場合、キャッシュフローや収益性の分析が求められることもあるため、簿記資格を持つことで信頼性が高まります。簿記2級以上を取得すると、さらに専門性が強まり、高年収を目指したキャリアアップにもつながります。

4. 営業士

 営業士は、営業活動に必要な知識とスキルを体系的に学ぶための資格で、不動産営業以外の分野でも役立つ汎用的な資格です。顧客心理の理解や交渉能力の向上に特化しており、不動産営業では特にクライアントのニーズを把握した上で的確な提案を行う力を養えます。資格取得を通じて営業活動をより論理的かつ戦略的に進められるようになるため、キャリア初期を中心に非常におすすめです。

5. 英語スキル(TOEICなど)

 不動産業界でもグローバル化が進む中、英語スキルは非常に重要です。特に、都市部では海外から投資を行うクライアントや、不動産物件を求める外国人入居者を対応する機会が増えています。TOEICなどの資格を取得して英語力を証明することで、そうした顧客からの問い合わせや提案がスムーズに行えるようになるだけでなく、自身の市場価値も大きく向上します。また、不動産営業として必要なスキルが一覧で求められる中で、英語スキルを有することは大きなアドバンテージとなるでしょう。


取得した資格を不動産営業に活かすポイント3選

取得した資格を不動産営業で最大限に活かすためには、単に資格を持っているだけでなく、その知識やスキルをどのように実務に落とし込むかが重要です。資格を活用することで、顧客との信頼関係を構築し、営業成績の向上やキャリアアップにもつなげることができます。このセクションでは、不動産営業において取得した資格を効果的に活かすためのポイントを3つ紹介します。

1. 資格を絡めた専門性のアピール

 不動産営業において、資格を活かすための重要なポイントの1つは、所有している資格を活用して自身の専門性をアピールすることです。不動産営業では、顧客から「この人に任せても大丈夫だろうか」と思われない信頼性が求められます。例えば、宅地建物取引士(宅建士)や賃貸不動産経営管理士といった専門的な資格を所持している場合、契約の際に資格を活用できる場面を積極的に顧客へ示すことが重要です。また、その資格に基づいて法的知識や市場動向を的確に説明することも信頼を獲得する手助けとなります。これによって、顧客には「専門家としての深い知識を持っている」という印象を与えることができ、より強力な営業トークにつながります。

2. 取得した知識を顧客対応に活用

 資格取得を通じて得られた知識は、そのまま実務に適用することで大きく役立ちます。不動産営業では、物件紹介や契約の際に法的な知識や経済的な視点が欠かせません。例えば、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取得していれば、物件購入後に発生する住宅ローンのアドバイスができ、顧客の経済的負担を軽減するシミュレーション資料を提供することも可能です。このように、資格を背景にした具体的なサポートを行うことで「この営業マンはただ物件を売るだけではない」と感じてもらえるため、結果的に顧客満足度の向上にも寄与します。

3. 社内外の信頼性向上につなげる

 資格を取得することで、社内外からの信頼性を高めることも可能です。例えば、宅地建物取引士資格を持っている場合、会社内では重要事項説明書の作成や説明を担当できるため、業務上の効率化が図れます。また、同僚や上司からも専門的知識を持つ人材として評価を受けるケースが増えるでしょう。一方、顧客からは「資格を持っているプロフェッショナル」として安心感を与えられます。特に不動産営業では、年収やキャリアアップにも直結する場面が多いので、資格取得を通じて社内外でのポジションを強化することが重要です。


まとめ

 不動産営業に関連する資格は、業務の専門性を高め、顧客からの信頼を得るために非常に役立ちます。特に「宅地建物取引士」や「ファイナンシャルプランナー」など、不動産業界で広く認知されている資格を取得することで、自身のスキルや知識を証明することができ、年収アップやキャリアアップの可能性も高まります。

 また、不動産営業では資格なしでも業務の一部を担当することは可能ですが、資格があることでより幅広い仕事を担当でき、営業活動の成功率が高まる場合があります。資格取得に向けた必要な勉強を重ねることで、未経験からでもステップアップを目指せるのが魅力の一つです。これらの資格は不動産営業としてのキャリア形成だけでなく、将来的な独立や他業種への展開にも役立つスキルと言えます。

 資格の一覧から自分に合ったものを選び、不動産営業に役立つ武器として活用してください。資格取得は、努力と継続性が求められるものの、大きなメリットを得るための重要なステップとなるでしょう。

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